アウンコンサルティングは1月20日、国内の検索エンジン最適化(SEO)に関する市場規模を試算したレポートを発表した。
レポートによれば、2010年のSEO市場は前年予測の163億5000万円を上回る193億9000万円となり、対前年比18.6%増の成長を記録した。広告費は2010年も引き続き抑制の動きがみられたが、インターネット広告費は緩やかながらも成長を遂げ、幅広い企業でSEO対策を採用する動きがみられた。
アウトソーシングのカテゴリでは、成果報酬型サービスの伸張により、成長率は鈍化したものの対前年22%増の74億1000万円に達した。SEO業務を企業内で完結させるインハウスのカテゴリも対前年19%増の99億7000万円へと伸張した。外部業者が製作したソフトウェアを自社ウェブサイトに適用して対策を行うツールのカテゴリは中小規模の企業を中心に引き続き成長し、対前年6%増の20億1000万円となった。
同レポートでは、2011年のSEO市場規模は220億円規模となり、2014年には290億円規模へと成長すると試算している。また、アウトソーシングのカテゴリでは、ヤフーがグーグルの検索エンジンを採用したことにともない、より専門性の高いSEO対策を求める動きから継続的な外部発注が増加するとしている。また、海外展開を図る企業の増加により多言語でのSEOサービスのニーズが拡大することから、2014年までは年間5〜15%程度の成長が続くという。
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